扇山南尾根に咲くヤマツツジ
梨ノ木平~扇山南尾根~扇山~大野貯水池~四方津のGPS軌跡
扇山・梨ノ木平行のバス停は鳥沢駅を出たところの国道20号線(甲州街道)にある。今日は日曜日とあって30名ぐらいが乗車する。 梨ノ木平バス停からは、バスの来た方向(東)へ10分ほど戻る。カーブする車道左側の林道入口に「ツツジ群生地」の標識があり、扇山南尾根の登山口がある。ここは元々は登山道がなかったのだが、地元の方々がヤマツツジが見れるようにと切り開いた道です。やや急ですが良く整備されています。
南尾根の登り始めからの富士山
南尾根登山口を登って行くと直ぐに、残雪の富士山が見えてくる。やはり富士山は雪のあるほうが見栄えがする。
南尾根のヤマツツジ
ヤマツツジは下の方はもう終わっていた。2年前に歩いた時は5月半ば頃でも調度いい感じだった。今年は4月下旬から異常なほど暑い日が続いた。そのためか例年に比べてかなり開花が早かったようだ。多分、今年の場合は4月下旬から5月上旬が見頃だったのだと思う。上に登って行くにつれ満開のヤマツツジが多くなってくる。
画像説明文
標高900m位から蕾のヤマツツジも出てくる。しかし少し登ったところでツツジ群生地は終点であった。道は左にトラバースして本来の登山道と合流する。そして稜線鞍部の大久保ノコルに達する。右へ緩やかな稜線を登っていくと直ぐに扇山山頂だ。
扇山山頂からの富士山
扇山山頂は多くの登山者で賑わっていた。山頂からは昼近いのに富士山が割ときれいに見えた。扇山山頂は樹木がなく日影がない。そこで山頂から少し外れた登山道脇で昼の休憩をする。
扇山を後にして犬目丸、荻ノ丸方面へ向かう。安達野へ向かう登山道は急なところもなく歩きやすい。途中、見晴台らしきところでは大室山や道志の山々が霞んで見えた。安達野への分岐は幾つかあったようだが、安達野への標識は見当たらなかった。安達野が近くなったところで分岐を間違えたらしく、県道30号線・矢坪の桜窪バス停前に出てしまった。GPSを持っていたのだが、疑問に思わなかったので確認しなかった。どこで間違えたのかを確かめたいと思い、県道を右方向(西方向)に行き安達野に向かう。県道30号線を20分ほど歩くと安達野に到着した。ここからは予定通りのコースを歩く。安達野の近くには目だった色の電波塔が立っている。この電波塔は下山中にも見えたので次回は、これを目標に下れば間違えることはないと思う。
大野貯水池脇の休憩舎
大野貯水池が近くなり休憩所の標識があったので寄ってみる。周辺は綺麗に手入れされていて、下の方に大野貯水池の湖面が見える。休憩所の東屋には誰も居なかった。ここで30分近くコーヒーなど飲みながら休憩した。大野貯水池前へ出てからは、右方向(北方向)へ車道をたどって行く。30分ほど歩くと四方津駅前に到着した。
四方津駅前の山の斜面に大きなガラスチューブ状のエスカレーターが見える。折角四方津に来たのだし、以前から興味も有った。これに乗って「コモアしおつ」に行ってみることにした。この移動手段はコモアブリッジと呼ばれるらしい。真ん中にエスカレーター、両サイドに斜行エレベータがある。エスカレーターはこの時間帯は運転を停止していた。エレベーターの呼び出しボタンを押すと、しばらくしてからエレベーターがやってきた。乗ってみると線路が下に見えて、エレベーターと言うよりケーブルカーと言ったほうがふさわしい。200mほどの距離を5分ほどかけてゆっくり登る。コモアしおつは車や人通りがほとんどない静かな住宅地であった。四方津駅前の閑散とした風景とは対照的に、そこには高台のちょっと洒落た一戸建て住宅地が広がっていた。何でも標高340mの所にありイノシシやタヌキも出るという。また「日本の空中都市マチュピチュ?」とも言われているらしい。そういえばそんな感じがしないでもない。コモアしおつは4丁目まで有り、戸数1,200、人口3,600を超えているようだ。小学校、駐在所、信用金庫、クリニックやパン屋なども一通り揃っている。スーパーマーケットは地元住民の買い物客で結構賑わっていた。ここで少しだけ買い物をして四方津駅へ降りた。
梨ノ木平~扇山南尾根~扇山~大野貯水池~四方津のコース断面図
コースタイム 歩行4時間30分 距離14.7km 累積標高1,113m -1,364m
JR中央線鳥沢駅(バス)9:00~9:15梨ノ木平9:22→9:30南尾根登山口→ツツジ群生地→11:20扇山12:10→12:30鳥沢駅分岐→道間違いで矢坪の桜窪バス停前に出る→車道(県道30号線)→14:12安達野→14:40(大野貯水池付近で休憩)15:05→大野貯水池前→15:45四方津駅前→コモアしおつ→16:16四方津駅
H25/05/15 中央沿線・扇山~百蔵山 南尾根はヤマツツジの花盛り |
H24/05/12 中央沿線・扇山入尾根~南尾根 南尾根のヤマツツジ群生地 |
H23/05/04 中央沿線・扇山入尾根~扇山~南尾根 入尾根上部はスミレの群生 |
H22/11/24 中央沿線・権現山~扇山 雲海の上に浮かぶ富士山 |
H20/06/18 中央沿線・百蔵山~扇山 共に秀麗富岳12景を結ぶ |